岩泉町内では、トウモロコシの収穫が本格的に始まりました。
トウモロコシは、牛のエサとして、長い期間利用できるよう、通常は、「サイレージ」に調製します。
サイレージとは、空気を抜いた状態をつくり、トウモロコシや牧草を乳酸発酵させたものです。
人力作業の場合、トウモロコシを刈り取ったあと、細断し、ブロックなどで作ったサイロに詰め、足で踏み固めることでサイレージは調製されます。
また、それぞれが所有する刈り取りのための機械を使用する場合もあります。
今回、紹介する事例は、大きな機械を所有する組織に作業を委託する方法でサイレージ調製を行っています。
委託される組織は、大型で効率の良い収穫機械を所有しており、その機械を使って、順々に収穫作業を行います。
▲収穫機械(自走式ハーベスタ)は、トウモロコシを刈り取りながら、それを細断、さらに、それを吹き上げ、伴走するダンプカーなどがそれを受け止め、貯蔵する場所まで運びます。
▲サイロ(両側に壁があるだけです)に運び込まれたトウモロコシです。
▲トラクターに牽引されたワゴンで運び込まれたトウモロコシです。
▲トウモロコシは、重たい機械で踏み固められ、空気を抜いた状態を作ります。
▲重たい機械(フロントローダ)でトウモロコシを平らにならしながら、踏み固めて、最後はビニールシートをかけたら、完成です。
こんな作業で、短角牛などのエサを作っているのです。